アルコール依存症治療の専門病棟を持つ東京都町田市の精神科専門病院

医療法人社団 正心会 よしの病院
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Q&A ~アルコール依存症 7の質問~

Q1「アルコール依存症とは?」
 お酒をやめたくてもやめられない。自分では飲む量をコントロールできなくってしまう。お酒を飲み続けてしまうことで身体になんらかの病気や異常がでてしまう。酔うと何らかの不始末や迷惑行為、事故やトラブルなどの「問題」を起こし、人生を台無しにしてしまう可能性があります。
Q2「アルコール依存症と酒好きの違いは?」
 お酒を飲む量や時間をコントロールできるか、お酒を控えるべき状況で控えることができるかどうかの違いです。どこからが依存症というはっきりした線引きは難しいです。正常か異常かを正確に区別するよりも、早期に治療を開始することが重要になります。
Q3「アルコール依存症にはどんな原因や背景がありますか?」
 飲酒の習慣があれば、性格や学歴、職業、性別に関わらず、誰でもアルコール依存症になる可能性があります。
 要因としては、お酒を飲める体質、子どもの頃の家庭環境、周囲の飲酒環境、人間関係のストレスなど様々です。なんらかの生きづらさ(発達やトラウマなど)を抱えている人が飲酒し酔うことで気分を紛らわしたり、心の痛みを和らげていくうちに依存症になることもあります。
Q4「アルコール依存症にはどんな症状や問題がみられますか?」
 お酒のせいで生活に明らかに問題がおきているのにそれでもお酒を減らせない、やめられないと様々な症状や問題が生じます。
 お酒を飲んではいけない時に飲んでしまう。思っていた量よりもつい多くのんでしまう。仕事への影響、人間関係のトラブル、飲酒運転、借金、社会から孤立してしまう等の社会的な問題やパートナー・親子間の不仲、暴言暴力、子どもへの影響、家庭内の役割の変化等の家庭での問題が起きてしまいます。身体面では肝臓、脳、膵臓、心臓、胃、食道などの合併症を併発してしまいます。酔いがさめると手の振るえ、多量の発汗、吐き気、イライラ、不安感、幻覚妄想症状がおきてお酒がやめられず悪循環に陥ってしまいます。
Q5「どんな治療法がありますか?」
 アルコール依存症の治療の選択肢としては、断酒と飲酒量を減らす(減酒)治療の2つの治療法があります。医療機関では、下記の入院治療と外来治療を実施しております。
 入院治療ではお酒を飲まない環境を作り、精神症状や身体合併症の検査から治療は始まります。精神症状と身体合併症の状態が安定したらアルコールリハビリテーションプログラムを受け依存症に対する理解を深め、退院後の生活を送るための準備をします。
 外来治療では、断酒目的としてお酒を飲めない身体にする抗酒薬(ノックビン、シアナマイド)、断酒補助剤(レグテクト)、飲酒量を減らすための飲酒量低減薬(セリンクロ)、精神症状に応じて抗精神病薬・抗不安薬等の薬物治療や通院プログラムがあります。

 よしの病院では、上記治療内容を医師との診察で本人の希望や状態を踏まえて4つの入院プランYAPを導入していきます。いずれのプログラムにおいても飲酒行動に代わる活動、お酒に代わるものを探すこととその実践を応援することが主たる目的です。そのためにはまずは自分自身を知ること、自分がお酒で何を充たしていたかに気づくことが重要です。当院では、内省プログラムも提供しており、専門医による内観法の指導および内観研修所の紹介が可能です。同様に自助グループや依存症回復施設の紹介が可能です。
Q6「家族として、本人を受診に結び付けるにはどうすればいいですか?」
 アルコール依存症は自分自身でなかなか気づけない病気であるため、家族や周りの方が気づく場合が多いです。その理由の一つに本人のした不始末を家族が尻拭いをしていることがあります。
 うまく対応できないかもしれませんが、本人がした不始末を自分で始末してもらうことが治療の始まりです。実際に本人が始末をしないといつまでたっても自分のしたことの重大性や深刻性に気づきません。家族がやるべきことは代わりに始末することではなく、不手際があっても自分で対応しようとする本人の姿をしっかりと見守り、対応したことを褒めてあげることです。
 その後、本人に受診を促す際に「お酒の問題」を責め立てても逆効果です。「本人の体調が心配だから病院に診てもらってほしい」など本人は家族から大切に思われているという実感を持ってもらうことが治療に繋がるきっかけになります。

 よしの病院では、本人の受診が困難である場合、家族の方のみの相談受診が可能です。家族の方を対象とした保険診療内のカウンセリングを行いますので、電話予約の上家族自身の保険証を持ってご来院ください。その場合ご家族の状態に応じて「不安状態」あるいは「うつ状態」という保険診断名がつきますので、ご了解ください。保険診療を希望されない場合は、自費診療でのカウンセリングも可能です。ご希望の場合は受診予約時にお申し出ください。家族カウンセリングの期間および回数は受診時に状況に応じて決めますが、標準は月1回ペースでトータル2-3回程度になります。
Q7「治療の終了はどうやって判断するのでしょうか?」
 アルコール依存症の治療の最終目標は、お酒に代わる活動や代わるものをみつけることです。飲酒してしまったことを反省あるいは我慢して止めている状態、飲酒欲求がないと感じているだけではまだ不充分です。『お酒を飲むことがばからしいのでやめた』『困ったことや嫌なこと、つらいことがあればいつでも誰かに相談すればいい』という実感がもてれば治療のゴールが見えてきます。治療期間は個人差によって異なりますが、概ね1-2年程度で治療終了となる方が多いようです。

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神奈川中央交通バス:JR淵野辺駅北口より約20分
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