病棟

急性期治療病棟【Ⅲ病棟】

急性期の集中的な治療が必要な精神障害の方の病棟です。 早期の社会復帰を目的としています。

精神科療養病棟【Ⅰ・Ⅱ病棟】

統合失調症、うつ病などの症状をもつ方や急性期を乗り越えた患者さまが3ヶ月以上の長期療養を目的とする病棟です。
薬物療法、精神療法を中心に、症状の改善や安定をめざします。
社会生活に向けたリハビリテーションも行い、社会復帰や在宅生活の実現に向けての援助もおこないます。

治療

精神科の治療において、柱になるのが、薬物療法と精神療法です。

薬物療法

抗精神病薬、抗うつ薬など、患者さまの症状にあわせたお薬を服用することで、 困っている症状を改善させていきます。

精神療法

医師による診察をおこない、患者さまの状態を理解し、協力して問題点を繰り返し 整理していくことによって、精神状態の安定や精神症状の改善を図ります。

リハビリテーション

精神科でのリハビリテーションは、個々の患者様やご家族に寄り添い、回復の時期に合わせて必要な生活支援を一緒に考え、行っています。退院後スムーズに安定した生活を送れるようになることや、入院の療養生活を少しでも快適なものとなるよう生活の質の向上などを目的として、患者様に合わせてリハビリテーションプログラムを提供しています。

作業療法(OT)

当院の作業療法では、個々の患者様やご家族に寄り添い、必要な生活支援を一緒に考え、行っていきます。

退院後、あるいは入院中にどんな生活を送りたいかという希望に沿いながら「自分らしく」「生き生き」とした、そして少しでもよりよい生活を送れるよう作業療法プログラムを提供していきます。

例えば

「仕事に復帰するために体力や集中力をつけたい」
「新しい趣味を見つけたい」
「人の中で過ごすのにちょっと疲れたから休む練習をしたい」
「人とのコミュニケーションが苦手だから練習したい」など

OTプログラムでは仕事、身の回りのこと、余暇活動、休息などその人にとって大切な「作業」を行うことで、より良い生活(QOL)の向上を目指し、援助します。

プログラムは創作活動(手工芸など)、運動(散歩・体操)のほか個別でのプログラムも行っています。

アルコール依存症の方を対象にしたプログラム(ARP)を行っていることも当院の特徴です。